アルメニアのパシニャン首相㊧と会談するロシアのプーチン大統領(1日、モスクワ)=ロイター

【モスクワ=共同】ロシアのプーチン大統領は1日、モスクワで旧ソ連構成国アルメニアのパシニャン首相と会談し、ロシア主導のユーラシア経済同盟(EAEU)と欧州連合(EU)に「同時に属することは不可能だ」と指摘した。ロシア離れを進めるアルメニアがEU加盟を目指す動きを見せていることをけん制した。

プーチン氏は会談で、ロシアは欧州向けのガス価格より安価でアルメニアにガスを供給しているほか、アルメニアのEAEU加盟国への輸出も伸びていると主張した。

6月に控えるアルメニア議会選について「アルメニアには親ロシア政治勢力が多く存在する」とし、全ての政治家が政治活動に参加できるよう求めた。アルメニアでロシアの影響力を確保する狙いがあるとみられる。

また係争地を巡るアルメニアとアゼルバイジャンの紛争でロシア主導の軍事同盟、集団安全保障条約機構(CSTO)が介入しなかったのは、パシニャン氏が係争地をアゼルバイジャン領だと認めたためだと説明した。

パシニャン氏は紛争に敗北後、CSTO脱退を示唆。紛争時にCSTOの支援がなかった理由を「国民に説明できていない」と不満を訴えた。

アルメニア議会は昨年、EU加盟交渉開始に関する法案を賛成多数で採択した。

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