【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(8月31日の動き)
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ゼレンスキー大統領 東部での戦果強調 “新たな攻撃も計画”

ウクライナへの攻勢を強めるロシア軍は、31日朝にかけて142機の無人機でウクライナ各地を攻撃し、このうち東部ドネツク州では住宅が空爆を受け1人が死亡しました。
こうした中、ゼレンスキー大統領は31日、SNSへの投稿で「ロシア軍はこの8か月間で29万人以上の兵士を失った。その大部分がドネツク州での損失で、彼らの戦略目標は達成されていない」として、東部ドネツク州の前線ではウクライナ軍が盛り返していると強調しました。そのうえで「新たに奥深くへの攻撃も計画している」として、停戦などの交渉に応じる姿勢を見せないロシアに対し、徹底抗戦を続ける姿勢を鮮明にしました。
一方、ロシア軍のゲラシモフ参謀総長は30日、一方的に併合を宣言したウクライナ東部と南部の4つの州の戦況について、「現時点で戦略的な主導権は完全にロシア軍が握っている」と主張しました。さらにロシア大統領府のペスコフ報道官は31日、記者団に対し、「われわれは政治的・外交的手段で問題を解決する用意があるが、ウクライナがそれに応じるまでは『特別軍事作戦』を継続する」と述べていて、両国の主張の違いが改めて浮き彫りになっています。
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