
【NQNニューヨーク=矢内純一】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は一進一退で始まり、午前9時35分現在は前営業日の2日に比べ55ドル88セント高の4万6560ドル55セントで推移している。米国とイランの停戦に向けた協議が進むとの観測がある。半面、衝突が続くことへの警戒もあり、ダウ平均は下げる場面があった。
米国とイラン、複数の仲介国が45日間の停戦条件について協議していると米ニュースサイトのアクシオスが5日報じた。ロイター通信は6日、米国とイランが紛争の終結に向けた計画の枠組みを検討していると伝えた。衝突の収束に向けた動きを背景に株式には買いが入っている。
6日朝の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近5月物は前営業日の終値を1%前後上回る1バレル112ドル台で推移している。米東部時間5日夜の取引で115ドル台を付けた後、伸び悩んでおり、株式相場を支えている面がある。
一方、ダウ平均は下落する場面がある。トランプ米大統領は事実上の封鎖状態にあるホルムズ海峡の開放を求めている。米東部時間7日夜を交渉期限とするが、イランが応じるかどうかは不透明な面がある。市場には、同6日午後に開くトランプ氏の記者会見の内容を見極めたい雰囲気もある。
株式市場が休場だった3日に発表された3月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比17万8000人増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(5万9000人増)を上回った。総じて米労働市場の底堅さを示し、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退している。
ダウ平均の構成銘柄では、JPモルガン・チェースやアップル、アマゾン・ドット・コムが上昇している。ユナイテッドヘルス・グループとビザも高い。半面、キャタピラーやアムジェン、IBMが安い。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は4日続伸して始まった。テスラや半導体のマイクロン・テクノロジーが上昇している。
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