【クウェート市共同】岩屋毅外相は1日(日本時間同)、クウェートの首都クウェート市で、ペルシャ湾岸6カ国でつくる湾岸協力会議(GCC)加盟国との外相会合に出席した。原油を含むエネルギーの安定供給で連携を確認。イラン核問題を協議し、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘で緊迫する中東情勢の安定に向けた協力で一致する見通し。

GCCはサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、クウェート、オマーン、カタールで構成。日本は原油の約95%をGCC加盟国から輸入している。

イラン核問題を巡っては、6月にイスラエルとイランが交戦し、米国もイランの核施設を攻撃した。イランで原油輸送の要衝ホルムズ海峡封鎖などの強硬論が広がり、日本では原油調達に影響が出るとの懸念が出た。

外相会合で岩屋氏は、日本もクリーンエネルギー分野で積極的に協力する意向を伝える見通し。

イランに対して核問題の平和的解決を働きかけてきた経緯を説明。イスラエルとハマスの戦闘に関し、停戦を仲介するカタールの役割を評価し、和平実現への協力を表明するもようだ。〔共同〕

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