中国外務省の発表によりますと、王毅外相は15日、南部雲南省で行った記者会見の中で、終戦から80年に触れ「日本の軍国主義者が起こした侵略戦争は、中国とアジア諸国の人々に重大な災難をもたらし、日本の国民自身も深く傷ついた」と述べました。

そして「今に至っても日本の一部の勢力が侵略を美化し、歴史をゆがめ、書き換えようとしている。こうした行為は、恥ずべきもので、自らをおとしめるものだ」としたうえで「歴史を直視してこそ尊重される。日本が正しい選択をするよう求める」として中国の立場を強調しました。

中国は、来月3日を日本などとの戦争に勝利した80年の記念日として、大規模な軍事パレードを予定しています。

またテレビでは、日本との戦争で中国共産党が果たした役割が大きかったと強調する報道や番組が放送されるなど、共産党統治の正統性を強調する機会にしようとしています。

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