韓国の情報機関はロシアに派遣された北朝鮮兵の死者数が2000人に上るとの分析を示しました。

韓国の国家情報院は2日、北朝鮮によるロシア派兵の動向などに関する分析を発表し、これまでに死亡した北朝鮮兵士は2000人余りに上るとした上で、現在、新たに6000人規模の派兵が計画されていると明らかにしました。

新たな派兵計画によりすでに1000人が戦闘員としてロシアに到着している状況も把握しているとしています。

一方、中国の抗日戦争勝利80年に合わせた金正恩総書記の訪中については、ウクライナ侵攻の終結を見据えた動きだとし、中朝関係を復元させ、経済支援に加えアメリカとの対話も念頭に中国からの支持を取り付けたい考えがあるとの見方を示しました。

北朝鮮は今回の中国訪問を踏まえ、2026年初めに行われるとみられる党大会で金正恩政権の新たな戦略やスローガンを発表する可能性が高いとしています。

また、北朝鮮内では10月10日に迎える朝鮮労働党創建80年の記念日に向け、大規模な軍事パレードや芸術公演の一種である「マスゲーム」の練習が行われているとし、大々的にイベントを開催し内外に向け強固な体制をアピールするとみられています。

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