ロシアのプーチン大統領は2日、訪問先の中国・北京で、スロバキアのフィツォ首相と会談しました。

この中で、プーチン大統領は、ウクライナについて「EU=ヨーロッパ連合への加盟について反対したことはないが、NATOについては別だ」と述べ、NATOへの加盟は認めないとする従来の主張を繰り返しました。

その上で、欧米側が検討しているウクライナの安全の保証については「安全をどう確保するかは、ウクライナが決めることだが、それはロシアの安全を犠牲にして確保できるものではない」と述べ、ロシアの立場を尊重すべきだと強調しました。

一方、ロシア大統領府のウシャコフ補佐官は、ロシアメディアのインタビューで、2日の中国との首脳会談で停戦後のウクライナへの中国の平和維持部隊の派遣について協議したか問われたのに対し、「その話はまったくでなかった」と述べました。

中国の平和維持部隊のウクライナへの派遣については、先月、イギリスのフィナンシャル・タイムズが、アメリカのトランプ大統領がウクライナやヨーロッパ各国に提案したと報じていました。

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