ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、デンマークを訪問し、北欧の5か国とバルト三国の首脳たちと会談しました。

会談を受けて発表された共同声明では、「ウクライナは無条件で完全な停戦に応じる用意があるが、ロシアは停戦への措置を講じていない」などとしてロシアを非難しています。

その上で「武器や弾薬、防空システムの供与を加速することが緊急に必要だ。公正かつ永続的な平和には、ウクライナへの強固で信頼できる安全の保証が必要だ」として、ウクライナへの軍事支援を強化する方針を盛り込んでいます。

ウクライナの安全の保証をめぐっては、停戦後のウクライナに部隊の派遣などを検討する有志連合の首脳会合が4日にフランスで開催される予定で、これを前に対ロシアで結束を確認したかたちです。

また、デンマーク政府は3日、国内でウクライナ企業がミサイルの燃料などの製造を開始すると発表し、「ウクライナ支援の新たな一歩を踏み出した」としています。

この企業は最大射程がおよそ3000キロとされる新型巡航ミサイル「フラミンゴ」を製造しています。

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