冠水した道路をそれぞれの方法で移動する多くの人々。

室内の大部分が水に漬かった住宅も。

モンスーンによる記録的な大雨が続いているインド北部では、3日にも大規模な洪水が発生。

被害は増水した川の近くに建つ寺院にも及びました。

住民からは「ここまで水位が上がるのを見たことがありません」といった声が聞かれました。

ロイター通信によりますと、首都ニューデリーでも川岸付近の住民約1万人が避難したということです。

川の増水などにより、インド北部の各地で地滑りが発生し、少なくとも5人が死亡しました。

一方、隣国のパキスタンでも豪雨による被害が相次いでいます。

8月31日には、パンジャブ州で大規模な洪水が発生。

住民の中には、調理用の大鍋をボート代わりにして避難する人の姿も見られました。

現地メディアによりますと、パンジャブ州ではこれまでに90万人以上が避難。

43人が死亡したということです。

州内では、豪雨に加え、インド側にある主要なダムの水が放流されたことにより被害が拡大しています。

パキスタン当局によれば、6月下旬のモンスーンシーズンに入ってからの死者数は883人に及んでいます。

モンスーンシーズンは通常9月末まで続くということです。

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