イスラエル軍による攻撃が続くパレスチナのガザ地区の情勢をめぐって、岩屋外務大臣は4日午後、イスラエルのサール外相とおよそ35分間、電話で会談しました。

この中で、岩屋大臣はおととしのハマスによる大規模な奇襲攻撃を断固として非難するとしたうえで「イスラエルによる多数の民間人の犠牲者を伴う軍事作戦の拡大や『飢きん』の発生を伴う人道状況の悪化は到底容認できない」と述べました。

そのうえで、岩屋大臣は
▽ガザ地区の人道危機を一刻も早く終わらせるための実質的な措置
▽軍事的圧力によらない外交交渉を通じた停戦の復活
そして
▽恒久的な停戦の実現に向けた一層の努力を強く求めました。

これに対し、サール外相からはイスラエルの立場について説明があり、両外相は引き続きパレスチナ情勢などについて意思疎通を図っていくことで一致しました。

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