3日、ポルトガルの首都リスボンの中心部で起きた観光客に人気があるケーブルカーの脱線事故では、車両が建物に衝突して大破し、地元当局は4日、17人が死亡し、21人がけがをしたと明らかにしました。
事故に巻き込まれた人たちの中には外国人も含まれているということですが、リスボンにある日本大使館によりますとこれまでのところ日本人が被害にあったという情報は入っていません。
地元のメディアは目撃者の話として、「車両が、ブレーキがきかずに制御不能となり、建物に衝突した」などと伝え、ブレーキの故障や、ケーブルが緩んでいた可能性を指摘しています。
事故が起きたケーブルカーの路線は1885年に開業し、リスボン中心部と観光名所の間のおよそ300メートルを結んでいます。
年間およそ300万人が乗車し、観光客も多く利用しているとされていて、警察などが事故の原因を調べています。
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