ウクライナ情勢をめぐっては4日、ウクライナの安全の保証などを議論する有志連合の首脳会合が開かれ、これに続いてアメリカのトランプ大統領も加わる形で電話会談が行われました。
ホワイトハウスの当局者によりますと、この場でトランプ大統領はヨーロッパに対しロシアの戦争の資金源となっている原油の購入をやめなければならないと主張しました。
そしてロシアから原油などを輸入する中国に言及し、中国がロシアの戦争のための資金を提供しているとしてヨーロッパの首脳らに経済的な圧力をかけるよう求めたということです。
トランプ大統領は8月、プーチン大統領と会談し、ウクライナとロシアの首脳会談の実現に意欲を示しましたが、進展が見られないことにいらだちをあらわにし、3日には「ロシアのプーチン大統領に言うことはない。今後の彼の決断が不愉快なものであれば、何かが起きるだろう」と述べています。
トランプ大統領としてはロシアとの関係を深める中国に言及することで、ロシアをけん制するねらいもあるとみられます。
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