8月のニューヨーク連銀製造業景況指数は改善=ロイター

【ニューヨーク=佐藤璃子】15日発表の8月のニューヨーク連銀製造業景況指数は11.9と、前月から6.4ポイント上昇した。2024年11月以来、9カ月ぶりの高水準となった。新規受注や出荷の動向を示す指数が改善した。ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想も上回った。

ニューヨーク州の製造業経営者を対象に、4日から11日にかけて調査を集計した。個別項目では「新規受注」が15.4と前月比13.4ポイント上昇し、9カ月ぶり高水準を記録した。「出荷」は12.2と同0.7ポイント上昇した。仕入価格や販売価格は前月から低下した。

先行きへの見方は、不透明感が強まっていることが示された。6カ月先の景況見通しは16.0と、前月から8.1ポイント低下した。新規受注や出荷で指数が悪化した。雇用者数を示す指数は6.9と前月比4.1ポイント、設備投資を示す指数はマイナス0.9と同10.1ポイント低下した。

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