【ワシントン共同】米移民・税関捜査局（ＩＣＥ）は４日、南部ジョージア州にある韓国の現代自動車の工場に踏み込み、不法滞在や不法就労の疑いがある外国人労働者ら４７５人を拘束した。大半が韓国人という。ＩＣＥ高官が５日発表した。強硬な不法移民対策を掲げるトランプ政権による取り締まりの一環。 韓国の聯合ニュースは５日、韓国外務省が「懸念と遺憾の意」を表明したと伝えた。拘束された韓国人は３００人以上という。 ＩＣＥ高官によると、拘束された外国人労働者には、不法入国した者のほか、一時的な商用や観光目的で米国に渡航できるビザ免除プログラムを利用して入国し働いていたり、ビザ期限を越えて滞在したりしていた者が含まれる。 拘束された人の多くは現代自動車に直接雇用されたのではなく、提携企業や下請け業者の労働者とみられている。 捜査は連邦捜査局（ＦＢＩ）や麻薬取締局（ＤＥＡ）、アルコール・たばこ・銃器取締局（ＡＴＦ）などと連携して継続する。
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