ロシアの新聞「論拠と事実」の電子版は5日、ロシア大統領府のペスコフ報道官のインタビューを掲載しました。
この中で、ペスコフ報道官は、ウクライナ情勢をめぐるヨーロッパ諸国の対応について「極めて非建設的であり、彼らとは対話はない。彼らの行いはすべて、ウクライナ問題の平和的解決に向けた取り組みを著しく妨げている」と批判しました。
一方で、アメリカのトランプ大統領については「対照的にトランプ氏ははるかに建設的だ。戦争を終わらせるためにあらゆることをしている。彼の利益は私たちの利益と一致する」と評価しました。
トランプ大統領は、ロシアとウクライナの停戦や和平に向けた進展が見られないことに対していらだちを募らせていて、ロシアとしてはトランプ大統領をひきつけたい思惑があると見られます。
また、ペスコフ報道官は先月、アメリカのアラスカ州で行われた米ロ首脳会談に続く会談の可能性について「もちろん可能性はある。両大統領が必要とすれば、会談はすぐに行えると確信している」と述べました。
ウクライナ報道官 “日本が果たす役割に期待”
ウクライナ情勢をめぐり、日本時間の4日夜、石破総理大臣はヨーロッパの首脳らとのオンライン会合に参加し、日本としてふさわしい役割を果たしていく決意を強調しました。
ウクライナ外務省のティーヒー報道官は5日、記者会見で「安全の保証の体制の一環として、有志連合に関与しようとする日本の意志に感謝する」と述べました。
その上で「日本が真のリーダーとしての役割を果たす必要があると認識している」と今後の日本が果たす役割に期待を示しました。
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