イスラエルは、ガザ地区北部にある最大都市ガザ市の制圧に向けて攻勢を強めていて、5日には、ハマスの拠点になっているとして、高層の建物を攻撃しました。

ガザ市には100万人が身を寄せているとされていて、イスラエル軍は6日、制圧を前に住民を退避させるとして、南部のハンユニス周辺に「人道エリア」と称する地域を設けたと発表しました。

「人道エリア」では、食料や水などを受け取ることができるとして、ガザ市の住民に速やかに退避するよう呼びかけていて、人道状況に配慮していることをアピールするねらいとみられます。

一方で、イスラエル軍はこれまでも「人道エリア」と指定した場所に対して空爆を行っています。

このため、ガザ市の住民の間では不信感も根強く、軍の思惑どおりに退避が進むかは不透明です。

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