イスラエルはガザ地区北部にある最大都市ガザ市の制圧に向けて攻勢を強めていて、5日に続き6日もイスラム組織ハマスの拠点になっているとして高層の建物を攻撃しました。

停戦をめぐる協議は停滞していて、ハマス側が一部の人質の解放を含む60日間の停戦案に同意している一方、イスラエル政府はすべての人質の解放やハマスの武装解除などを主張し双方の立場は隔たったままです。

こうした中、エルサレムでは6日、ネタニヤフ首相の公邸前で軍事作戦の拡大に反対する大規模な抗議デモが行われました。

集まったイスラエルの市民は軍事作戦の拡大は人質の命を危険にさらし、ガザ地区の住民の犠牲を増やすだけだなどと訴え、ネタニヤフ首相にハマスとの停戦に応じるよう求めました。

抗議デモに参加した男性は「すべての人質を解放しガザ地区での殺りくと飢きんを止めるために停戦合意を実現しないといけない」と話していました。

ガザ地区の保健当局は6日、過去24時間に68人が死亡し、これまでの死者は6万4368人にのぼったと発表しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。