拘束が続いているアウンサンスーチー氏(2015年)=ロイター

【ヤンゴン=共同】ミャンマー軍事政権のゾーミントゥン報道官は6日、拘束が続いている民主派指導者アウンサンスーチー氏(80)の健康不安を巡る報道について「でっち上げられた情報であり、彼女の健康状態は良好だ」と述べた。地元メディアが伝えた。

軍政トップのミンアウンフライン国軍総司令官は中国を訪問して上海協力機構(SCO)首脳会議などに出席し、6日に帰国した。報道官は「このフェイクニュースは、総司令官の訪中の成果を失墜させるために流されたものだ」と主張した。

スーチー氏の次男で英国在住のキム・エアリスさんは5日、「母は心臓疾患の悪化に苦しんでいる」とフェイスブックに投稿。専門医による診察を求めているが、どこで拘束されているのかも、治療を受けているのかどうかも分からず「残酷で命に関わる」として解放を求めていた。

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