
【キーウ=共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、軍が使用する兵器のうち自国産が占める割合が約6割に達したと明らかにした。一方、国防省情報総局のユソフ報道官は、ロシアがウクライナとの戦闘で発射した砲弾の40〜60%は北朝鮮製だとの見方を示した。
ゼレンスキー氏は動画声明で、今後、特に防空システムの開発に力を入れる考えを表明した。ウクライナは欧米による供与からの自立性を高めようと国産兵器の開発を加速させている。
ユソフ氏はウクライナメディアのインタビューで、北朝鮮からロシアに数百万の砲弾が供給途中か供給済みだとし、ウクライナ軍にとって「深刻な課題だ」と語った。
ユソフ氏は、ロシアが無人機の製造を加速させ、月に最大2700機の製造が可能だとも述べた。無人機やミサイルによる大規模な攻撃が相次いでおり、防空態勢への脅威だとして米欧に支援の強化を求めた。
また、ロシアがウクライナに70万人近くの兵力を投入していると指摘。激しい戦闘が続く東部ドネツク州に大半を集中させており、ロシアが同州制圧を優先させているとの見方を示した。
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