先月31日、日本時間の今月1日にアフガニスタン東部で起きたマグニチュード6.0の地震では、最も被害が大きい東部クナール州でこれまでに2205人が死亡し、3640人がけがをしました。

被災地では国連機関が食料やテントなどの物資の支援を進めていますが、山岳地帯の多くの道路が寸断されているほか、その後も地震が相次ぎ、支援は難航しています。

地震で家が倒壊し、2人の子どもを亡くした男性はNHKの取材に「すべてががれきの下に埋まってしまった。私たちはあらゆる物が不足している」と訴えていました。

さらに、イスラム主義勢力タリバンの暫定政権が実権を握るアフガニスタンでは、ことしアメリカからの援助がほぼ打ち切られるなど各国からの援助が減少し、地震の前から国連の活動資金はひっ迫しています。

WFP=世界食糧計画アフガニスタン事務所のジョン・エイリフ代表はNHKの取材に対し、被災地で活動するための資金は4週間後には枯渇すると明らかにしたうえで「人々が立ち直るためには4週間だけでは足りず、数か月は必要だ」と述べ、各国に対して支援を呼びかけています。

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