保釈されたのは、台湾の民衆党の前のトップを務めた柯文哲被告です。

柯氏は、3年前まで台北市長を務めていた際、商業施設の建設計画をめぐって企業側に便宜をはかった見返りにあわせて1710万台湾元、日本円にして8200万円余りの賄賂を受け取ったなどとして、去年12月、収賄などの罪で起訴されました。

柯氏は8日、保釈金7000万台湾元、日本円にして3億3000万円余りで保釈されたあと、報道陣の取材に応じました。

この中で柯氏は、「この事件は完全にえん罪だ」と述べたうえで、民進党政権が捜査によって台湾を分裂させているとして頼清徳総統を強く批判しました。

野党第2党の民衆党は最大野党の国民党とあわせて台湾の議会の過半数を占めていて、頼総統は厳しい政権運営が続いています。

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