
【ニューヨーク=共同】性的暴行を巡る女性作家への名誉毀損でトランプ米大統領(79)が巨額賠償を命じられた訴訟で、ニューヨークの連邦高裁は8日、トランプ氏の控訴を退け、地裁判決の通り、8330万ドル(約123億円)の支払いを命じた。
トランプ氏側は賠償額が過大であり、現職大統領の免責特権を考慮に入れるべきだと主張したが、高裁はいずれの言い分も退けた。
原告の作家ジーン・キャロルさんは1990年代半ばに、トランプ氏にニューヨークの高級百貨店の試着室で暴行されたと2019年に回顧録などで告白。トランプ氏はキャロルさんと面識はなく、本を売るためのうそだと批判した上、SNSなどでキャロルさんの人格への攻撃を繰り返した。
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