▼米国のビザ 日本人を含む外国人が米国に入国するための査証。米国へ合法的に入国するビザ(査証)には複数の種類がある。高度な専門技能を持った米国外の人材を対象に発給するH1Bビザなどが知られる。トランプ米大統領は不法移民への取り締まりを強化するため審査を厳格化している。

会議や契約を目的とする短期商用(B1)ビザや、日系企業でも駐在員の利用が多い企業内転勤向けのL1ビザもある。ビザ以外では日本からの旅行者などが取得する電子渡航認証システム(ESTA)が有名だ。有効で適正なビザが無い場合は不法移民とみなされることがある。
不法越境のほか、ビザを取得して合法的に入国しても期限が切れた後に滞在を続けたケースでは不法移民として拘束を受ける場合がある。トランプ氏は第1次政権の2017年4月にもビザ審査を厳格化し、たとえばH1Bの優先審査を停止した。第2次政権でも就任初日の大統領令でビザ全般の発給審査を厳しくするよう国務省など関係省庁に命じていた。
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