９日、カタール・ドーハで立ち上る煙（ロイター＝共同）
【エルサレム共同】中東メディアによると、カタールの首都ドーハで９日、複数回の爆発があった。イスラエル軍は、イスラム組織ハマスの幹部を狙った精密攻撃を実行したと表明した。イスラエルメディアは、ハマス幹部のハイヤ氏らが暗殺作戦の標的になったと伝えた。死傷者の有無は不明。 ハイヤ氏はパレスチナ自治区ガザの停戦交渉で、ハマス側交渉団のトップを務めている。カタールは交渉の仲介国。攻撃で停戦交渉の先行きはさらに不透明となった。イスラエルメディアは、作戦をトランプ米政権が承認したと伝えた。米政権の反応は出ていない。 カタール外務省は９日、ハマスのメンバーが滞在する建物をイスラエルが攻撃したとして非難した。ハマスを支援するイランの外務省は「極めて危険で、犯罪的行為だ」と強く非難した。 在カタールの米大使館は「ミサイル攻撃」の報告に接したとして、カタールに滞在する米国民に屋内に避難するよう呼びかけた。 現場は住宅などが立ち並ぶ地域で、中東メディアは黒煙が空に立ち上る様子を伝えた。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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