ホワイトハウスで演説するトランプ米大統領(5日、ワシントン)=ロイター

【ワシントン=共同】英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は9日、トランプ米大統領がウクライナ侵略を続けるロシアに対する制裁強化の一環として、ロシア産原油を輸入する中国とインドに「最大100%」の関税を課すよう欧州連合(EU)に求めたと報じた。

EU側が関税引き上げ措置に踏み切れば、米国も同調する考えという。EU側が応じるかどうかは不明。

侵略の資金源を絶ち、ロシア経済を疲弊させ、ロシアのプーチン大統領をウクライナ和平交渉の席に着かせたい考え。トランプ氏は7日、対ロ制裁を次の段階に移行させる用意が「ある」と語っていた。

米政府高官はFTに対し「われわれは今すぐ行動に移す準備があるが、欧州諸国が協力する場合にのみ措置を講じる」と述べた。

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