テーマが ”遊び”
セルビア国旗の色のビー玉で
セルビアの著名人のメッセージ 聞く展示も
“世界がよりよく豊かになるために”
セルビアの食文化も楽しめる
セルビアは2027年に首都ベオグラードで万博の開催を予定していて今回の万博でも自前のパビリオンを建てて展示をしています。
案内してくれるのは館長を務めるマーヤ・アントロビッチさん。セルビア商工会議所から派遣されています。(小山)「テーマが遊びと聞いたんですけど」。(マーヤさん)「遊びの社会です」。
中に入って、もらうのがビー玉。セルビアの国旗の色になっています。実はビー玉遊びはセルビアでも子どもたちの間で親しまれてきたそうなんです。
ビー玉を展示の穴に入れると、歯車のような所を回ってさまざまなところを巡っていきます。
(小山)「どんどん上がっていきます。なんかピタゴラスイッチみたいじゃないですか。こっち来た!出て来た!」。
遊んだビー玉は持って帰ることができます。(小山)「ベオグラードに持って行ったら遊べたりします?」。(マーヤさん)「ビー玉持ってきてくれるのであればベオグラードでも遊べる方法考えておきますね」。
科学者やスポーツ選手など、セルビアの著名人のメッセージを聞く展示もあります。名古屋グランパスなどでサッカー選手・監督として活躍したピクシーことドラガン・ストイコビッチさんのメッセージもありました。
実は案内してくれたマーヤさんも元アスリート。競泳背泳ぎのセルビア代表として1996年のアトランタオリンピックに出場したそうです。(マーヤさん)「遊びはスポーツともつながっています。遊びを通じていろいろなことが学べます。遊びは人と人をつなげることもできますし成長することもできます。この世界がよりよく豊かになるためにもわたしたちは遊ぶことが必要なんです」。
パビリオンにはレストランが併設されていてセルビアの食文化も楽しめます。
おいしそうなお肉!
グリルしたひき肉をパンで挟んだ「チェヴァピサンド」。セルビアの伝統料理だそうです。
こちらは、セルビアの焼き菓子の「ヴァニリツェ」。マカロンを平べったくしたような見た目です。(小山)「すごく軽やかでコーヒーにぴったりです。外が甘くて、中のマーマレードに甘酸っぱさがあるのでもう一個いきたくなります」。
童心に返って楽めるセルビアパビリオン。激しい民族紛争を経て今を迎えているセルビアが「遊びが大事」というメッセージを発していることに、その重みを感じます。(マーヤさん)「私は(社会主義時代の)旧ユーゴスラビアに生まれました。いまもこの先の2027年もセルビアは大きな力を秘めていることを世界に示しています。セルビアがいかに美しい国で可能性を秘めた国であるのかセルビアでの万博で世界の人たちに見てもらうことを楽しみにしています」。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。