
【ニューデリー=時事】パキスタンの北部地域を襲ったモンスーン期の豪雨による死者が、発生から48時間で340人を超えた。地元メディアが16日伝えた。土砂崩れや鉄砲水によるもので、現場で救助活動が続いている。当局は引き続き大雨への警戒を呼び掛けている。
犠牲者はカイバル・パクトゥンクワ州に集中し、3800人以上が被災。救助当局者はAFP通信に「複数箇所での地滑りで救援物資の輸送、特に重機や救急車の到着に大きな困難が生じている」と語った。シャリフ首相は緊急支援の実施を指示した。
インドと領有権を争うカシミール地方でも約20人が死亡した。パキスタンでは2022年のモンスーン期に国土の3分の1が冠水した大規模な洪水に見舞われ、1700人以上が犠牲となった。
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