イスラエル軍は9日、カタールの首都ドーハでイスラエルとの停戦に向けて協議するため集まっていたイスラム組織ハマスの代表団を標的に攻撃を行い、カタールの治安当局者1人とハマスのメンバー5人が死亡しました。

これを受けて11日、アメリカ・ニューヨークで国連の安全保障理事会の緊急会合が開かれ、出席したカタールのムハンマド首相兼外相はイスラエルの攻撃は地域の安定を損なっているなどと批判した一方、引き続きイスラエルとハマスの停戦協議の仲介役を務める姿勢を示しました。

アメリカのニュースサイト、アクシオスは、ムハンマド首相兼外相が12日、トランプ大統領と会談し、今後の対応を協議する見通しだと報じました。

また、カタールでは14日と15日に首都ドーハでアラブやイスラム諸国の首脳が集まる緊急の会議が開かれることになっています。

カタールはすでにイスラエルへの対抗措置を取る姿勢を強調していますが、今回の会議で中東各地に攻撃を続けるイスラエルに対して、地域全体としてどのような対応が取られるかが注目されます。

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