
ロシア国防省は12日、同盟国ベラルーシとの合同軍事演習「ザーパド2025」が始まったと発表しました。
演習は今月16日までで、ロシアとベラルーシ両国にある演習場のほか、バルト海やバレンツ海でも行われるとしています。
「ザーパド」はロシア語で「西方」を意味し、ロシアメディアは、今回の演習にはおよそ1万3000人の兵士が参加すると伝えています。
ベラルーシのフレニン国防相は、ロシアがベラルーシに配備する予定の新型の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」の使用計画についても確認するとしています。
また、ベラルーシ国防省は今回の演習について「使用する演習場は隣国との国境から離れており、防衛的な性格のものだ」と強調しています。
一方、ベラルーシの隣国ポーランドは、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア軍の無人機が、今月9日から10日にかけてポーランドの領空を侵犯したとして非難しています。
地元メディアは、ポーランドがベラルーシとの国境付近におよそ4万人の兵士を派遣するほか、安全が確認されるまでは国境を閉鎖すると伝えており、警戒を強めています。
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