イスラエル軍は13日、ヨルダン川西岸で2025年のアカデミー賞を受賞したパレスチナ人監督の自宅を家宅捜索しました。
AP通信によりますとイスラエル軍は13日、ヨルダン川西岸で2025年のアカデミー賞を受賞したバセル・アドラ氏の自宅を家宅捜索しました。
アドラ氏によりますと、ユダヤ人の入植者がアドラ氏の兄弟やいとこに暴行し、3人を負傷させた後、イスラエル軍の兵士が自宅に来て家宅捜索したということです。
アドラ氏は当時、負傷した兄弟らの付き添いで病院にいて不在でした。
イスラエル軍は、兵士を派遣した理由について「パレスチナ人が石を投げて、イスラエル人がけがをしたからだ」と主張していますが、アドラ氏は投石を否定しています。
バセル・アドラ氏は、故郷の西岸ヘブロン近郊での入植活動に対する抵抗を描いた映画「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」で2025年(3月)のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞しましたが、その後も入植者の襲撃は続いていて、7月には映画の出演者が撃たれて死亡する事件も起きています。
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