
【エルサレム=共同】米ニュースサイト、アクシオスは16日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザの中心都市、ガザ市での地上侵攻を始めたと報じた。15日の夕方、ガザ市で大規模な空爆を実施した後、戦車が市内に入ったとしている。軍は発表していない。
ガザ市では一時、約100万人が避難生活を送っていたとされている。イスラエル軍はこの数日、攻勢を強め、住宅ビルを次々に破壊していた。既に30万人ほどが退避したとの報道もあるが、依然としてとどまっている人も多いとみられる。地上侵攻すれば、住民のさらなる犠牲は必至だ。
戦闘は2023年10月の開始から2年近くに及ぶ。国連は今年8月にガザ市で飢饉が起きたと発表しており、人道危機の深刻化も懸念される。
ガザ保健当局によると、戦闘開始後、ガザ側の死者は6万4千人を超えた。飢餓や栄養失調による死者も420人以上。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。