
【カイロ=岐部秀光】国連の独立調査委員会(COI)は16日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザで「ジェノサイド(大量虐殺)」の罪を犯したと結論づける報告書を出した。ネタニヤフ首相を含む高官が行為を扇動したと指摘した。
イスラエル軍によるパレスチナ人の殺害や支援の妨害、強制移住などをジェノサイドの根拠とした。
COIは国連人権理事会が設置した独立専門組織だ。イスラエル外務省は「歪曲(わいきょく)された報告書」だと反発した。イスラエルはガザにおける軍事作戦は自衛行為であり国際法に従っていると主張する。
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