ゼレンスキー大統領は18日にアメリカを訪問してトランプ大統領と会談する予定で、ヨーロッパの5か国とEU=ヨーロッパ連合、それにNATO=北大西洋条約機構の首脳も同席する方針です。

これを前にゼレンスキー大統領は17日、ベルギーを訪問し、まず、EUのフォンデアライエン委員長と会談しました。

2人は記者会見を開き、ゼレンスキー大統領はトランプ大統領との会談について、「われわれは殺りくを止めなければならない。停戦して、最終的な合意に向けて迅速に取り組む必要がある」と述べました。

そのうえで「トランプ大統領とすべての考えを共有しなければならない」と述べ、領土や停戦後の安全の保証など、ウクライナ側の立場をしっかりと伝えると強調しました。

その後、ゼレンスキー大統領は、停戦後にウクライナへの部隊の派遣などを検討する有志連合の関係国とオンラインで協議し、ウクライナへの揺るぎない支援を確認しました。

ロシアのプーチン大統領との会談以降、トランプ大統領はロシア側の主張に一部歩み寄りを示したとも指摘されていて、ゼレンスキー大統領としては、ヨーロッパの国々と結束してウクライナの立場について改めて理解を求めるとみられます。

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