成田空港(千葉県成田市)のA滑走路の誘導路上で8月中下旬、航空機が立ち往生するトラブルが4件起きた。猛暑でできた「わだち」に車輪がはまったことが理由。運航に大きな影響はなかったが、成田国際空港会社(NAA)は今月7日までに補修した。
NAAによると、立ち往生はA滑走路の特定の誘導路で8月20、21、22、30日の4回発生。猛暑の日は路面温度が50度近くになり、アスファルトが軟らかくなったことが「わだち」ができた要因とみている。コンクリートの誘導路が改修中で使えず、トラブルが起きた誘導路に負荷がかかったという事情もあったようだ。
補修は段階的に行い、9月7日までに材質の硬いアスファルトに変え、遮熱性舗装も実施した。NAAは「同様のトラブルは10年以上前に1度あったが、近年はない」としている。
成田市では8月20~30日、最高気温が35度以上の猛暑日が5日あった。
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