日本経済新聞の記者が大阪・関西万博の楽しみ方をお届けする「『万博ガチ勢』記者のおすすめ」。いよいよ会期が残り2週間ほどとなり、駆け込み来場に拍車がかかっています。パビリオンの予約は抽選・先着ともに難しくなり、当日列も時間帯によっては規制されて、並ぶことさえできないことも多くなっています。

今回は、大阪編集ユニット総合編集グループの北このみが、プライベートで万博に通い詰めて発見した、比較的入りやすく、展示内容が充実している海外パビリオンを紹介します。個性あふれる展示や実際に触って楽しめるしかけなど、唯一無二の体験が満載です。

ポーランド館、自分だけのデジタル花束 好みのハーブ組み合わせ


6月の日曜日に訪れた際の待ち時間は40分ほど。タッチパネルを操作してカラフルなブーケを作る展示が印象的です。「親切」「知恵」「愛」など、好きな言葉を選ぶと、その言葉の意味を持つハーブなどがスクリーンに表示されます。ショパンの出身地であり、壁一面に並ぶ楽器「オーラ」が一斉に動いて「ショパンのリズム」を奏でるしかけも圧巻です。…もっと詳しく読む

インドネシア館、広がるジャングル 新首都のジオラマも


6月の日曜日に訪れた際の待ち時間は30分ほど。館内に入ると、一面にジャングルのような空間が広がります。なんとインドネシアから運びこんだ生きた植物なんだそう。2045年に完成予定の新首都ヌサンタラのジオラマや、ユネスコ無形文化遺産に登録されている影絵芝居「ワヤン・クリ」などを紹介するシアターもあり、同国の歴史・文化・未来に触れることができます。…もっと詳しく読む

チュニジア館、ジャスミン香る スター・ウォーズの世界のぞき見


6月の平日に訪れた際の待ち時間は20分ほど。なんともフォトジェニックなカーテンに、心を落ち着かせるような心地よい香り。チュニジアで「純潔」を意味するというジャスミンで満たされた空間が広がります。サハラ砂漠をイメージした廊下の先にある穴をのぞき込むと、同国がロケ地だという映画「スター・ウォーズ」の世界観に浸ることができます。…もっと詳しく読む

バーレーン館、匂って触って五感で巡る 海洋交易に思いはせ


7月の土曜日に訪れた際の待ち時間は1時間ほど。伝統的な交易船「ダウ船」を模した外観が特徴的なパビリオンです。「五感で巡る」をテーマにしており、展示されている船の模型や伝統楽器は触ることができます。ナツメヤシやアルミニウムなど、同国に関連の深い物品をイメージした香りを嗅ぐコーナーで、異国気分を味わうのもおすすめです。…もっと詳しく読む

今回ご紹介した以外にも、大阪万博には各国や企業が趣向を凝らしたパビリオンが目白押しです。狙っていたパビリオンの予約が取れなくても、偶然立ち寄ったパビリオンで、予期せぬ魅力に出会えるかもしれません。ぜひ自分なりの「推しパビリオン」を見つけてみてください。

(北このみ)

【ほかのパビリオンの見どころはこちらから】

  • 大阪万博は最終章へ 地図・記事・写真で攻略&人気パビリオンを体験

【Instagram日経関西アカウント】

https://www.instagram.com/nikkeikansai/

大阪・関西万博以外にも地域発のニュースを発信しています。フォローして旬な情報をチェック!

【関連記事】

  • ・大行列の大阪万博…でも建築&アートは予約要らず 記者と巡る異空間
  • ・大阪万博、全館制覇記者がガイド 残り50日!駆け込み初心者はココへ
大阪・関西万博

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。