選手たちに指導する雄物川バレーボール部の宇佐美大輔監督=秋田県横手市の雄物川高で2014年7月3日、松本紫帆撮影

 強豪で知られる秋田県立雄物川(おものがわ)高校(横手市)男子バレーボール部の宇佐美大輔監督(46)が部員に体罰を与えていた問題で、宇佐美監督は7日、東京都内で被害部員の保護者と面会した。保護者によると宇佐美監督は「全て自分の甘さで、強くさせたいという思いがいきすぎてしまった」と謝罪したという。

 面会には校長も同席した。保護者によると、宇佐美監督は以前より被害部員を含め複数の部員にも体罰を与えていたことを認め、「心のどこかで『バレたらまずい』という思いがあった」と話したという。面会後、宇佐美監督は毎日新聞の取材に「調査が終わってないので、事実関係含め私の口からはまだ話せない」と述べた。

 関係者によると、宇佐美監督は5月上旬ごろから練習でミスをしたなどの理由で殴る蹴るなどの暴力を何度も振るったり、暴言を吐いたりしていたという。【木原真希】

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