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1千店舗出店を目指す「餃子(ギョーザ)の王将」=大阪市北区

 「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市)は、今後5~6年で関東地方に100店舗を新たに出店し、関東での店舗を現在の1・5倍にする方針を明らかにした。全国にある726店舗を1千店舗まで拡大させる計画を掲げており、とくに東日本に重点を置く構えだ。

 10月末の決算会見で、渡辺直人社長が明らかにした。「餃子の王将」は関西2府4県に327店舗あるが、関東1都6県では190店(いずれも3月末現在)にとどまる。渡辺社長は「首都圏でも人口減で市場が縮小してお店がなくなっていくとしたら、その空白地帯に、日常的に気軽に食べられる王将のようなお店は絶対に必要。今後は積極的に東に展開していきたい」と話した。

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「餃子の王将」の餃子=王将フードサービス提供

 同社の2025年9月中間決算は、売上高が前年同期比8・6%増の585億円、営業利益は同1・3%増の53億円、純利益は同0・3%増の36億円で増収増益だった。2月に実施したギョーザ1皿につき20円の値上げなどが客単価の上昇につながり、売り上げの増加に貢献した。

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王将フードサービスの渡辺直人社長(右)=大阪市北区、近藤咲子撮影

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