多頭飼育の結果保護される犬も多い(写真はイメージです) Sasha Sashina-Unsplash

<30匹の犬が飼い主の自宅で放置されているのが見つかり、あまりに劣悪なその環境が衝撃を与えている>

末期がんでホスピスに入院した飼い主の自宅から、劣悪な環境で放置されていた犬30匹が発見された。

【動画】「悪夢」のような環境で放置されていた30匹の犬

米ニュージャージー州の非営利動物保護施設のサラマがインスタグラム(@saramaanimalrescue)に投稿した動画は、飼い主は末期がんでホスピスに入院しており、夫の死後、何年も孤立していたと伝えている。家族は「犬のことや家の状態について全く知らなかった」という。

犬たちは、パピヨンとシェルティのミックスとみられ、極度に怯えていたと同施設は説明している。獣医の診察を受けたことが一度もない可能性が高いという。

「今日保護した犬たちは年をとっており、最低でも血液検査と歯科治療が必要だ」と動画のキャプションには記されている。

動画には、床が汚れ排泄物と思われるもので覆われた家の中を30匹の犬が走り回っている様子が映されている。裏庭も同様に不衛生な状態だ。

動物保護の調査団体「シェルター・アニマル・カウント」によると、こうしたアニマルホーディング(多頭飼育崩壊)の犠牲となっている動物は、年間推定25万匹に上る。そのほとんどが危険で不衛生な生活環境に置かれている。

この衝撃的な動画はすぐに拡散され、多くのユーザーが恐怖を感じる一方、保護施設への感謝のコメントも寄せられている。

「本当に恐ろしい。犬たちのヒーローになってくれてありがとう」

「言葉にならない。動物たちを救ってくれたことに感謝したい」

あるユーザーは、この状況を「悪夢だ」と述べた。

保護された犬たちは現在、獣医による検査を受けており、保護施設は里親を見つけるために尽力している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。