
犬の「悪い」行動には理由があった(写真はイメージです) Margarita Kosior-Unsplash
<命令に従わないことを理由に返却された保護犬を引き取った新たな飼い主が知った、驚きの真実とは>
「言うことを聞かない」と保護施設に戻された犬をある夫婦が引き取ったところ、衝撃的な事実が明らかになり、ネットで話題となっている。
【動画】「言うことを聞かない」とレッテルを貼られた犬の真実
ゼファーという名前の元保護犬の飼い主は、最初に引き取りをためらった理由をTikTokでこう説明している。「私たちがゼファーを引き取る日、保護施設のスタッフが彼のファイルを取り出したところ、一番上に目立つように『返却!』と書かれていた」
「夫と私はそれを見てはいけないことになっていたが、見てしまった。少し心配になったので、何が問題で、なぜ彼が戻されたのかを尋ねた」
保護施設のスタッフは、ゼファーが「言うことを聞かない」犬で、飼い主の命令に従わないという理由で以前の家族から返却されたと話した。それでも夫婦は、ゼファーに2度目のチャンスを与えることを決意した。
ゼファーを家に迎えてから2日もたたないうちに、夫婦はゼファーに聴覚障害があるのではないかと疑い始めた。
「障害があることはわかったが、どの程度かはわからなかった」と、飼い主は書いている。その1週間後、彼らの疑念は獣医によって確信に変わった。「ゼファーには聴力がまったくないと獣医に言われた」
この痛ましい知らせで、すべてが明らかになった。
「その瞬間、私は車の中で泣き崩れた。ゼファーが最初に引き取った家族から『言うことを聞かない』というレッテルを貼られた理由がわかったからだ」と飼い主は言う。「彼らは、ゼファーが口頭での命令に反応しないため、言うことを聞かないと思っていた。しかし、彼は耳が聞こえなかったのだ。言うことを聞かない犬ではまったくなかったのだ」
飼い主夫婦は、ゼファーを決して返さないと誓った。そしてすぐに、アメリカ手話、顔の表情、ジェスチャーなどの視覚的な合図を使ってゼファーの訓練を始めた。
その結果は驚くべきもので、ゼファーはすぐに命令に従うようになったという。「私たちが今まで飼った中で、最もよく言うことを聞く犬だ」と飼い主は記している。
この動画の力強いメッセージは、ユーザーたちの心に響き、これまで76万8000回以上再生されている。
「動物を飼う資格があるのはこういう人たちだ」とあるユーザーは夫婦をたたえた。
別のユーザーは、「保護施設に対して腹が立つ。獣医療に従事し、動物の受け入れの手順を理解している者として、犬が耳が聞こえないことに彼らが気づくべきだった」と保護施設を批判している。
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