ユネスコ(国連教育科学文化機関)の政府間委員会は11日、無形文化遺産の「和紙:日本の手漉(てすき)和紙技術」「山・鉾(ほこ)・屋台行事」「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」に、新たに6件を追加登録することを決めた。

 追加登録されたのは、「和紙」=越前鳥の子紙(福井県越前市)▽「山・鉾・屋台行事」=常陸大津の御船祭(茨城県北茨城市)、村上祭の屋台行事(新潟県村上市)、放生津八幡宮祭の曳山(ひきやま)・築山行事(富山県射水市)、大津祭の曳山行事(大津市)▽「伝統建築工匠の技」=畳製作技術の「手織中継(なかつぎ)表製作」。

 無形文化遺産は、祭りや伝統工芸技術、芸能、社会的慣習などが対象。今回はすでに登録済みの無形文化遺産を拡張する内容のため、日本からの登録数は23で変わらない。

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