新年を迎える前に家の大掃除をする人は多いですが、最近は「時間がない」などの理由で大掃除をしない人も増えています。時間をかけず「タイパ」(タイムパフォーマンス)よく済ませる方法はないものでしょうか。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「年末の大掃除」を解説します。
Q 最近は大掃除をする人が減っているの?
A 2005年から大掃除の意識調査をしているダスキンによると、大掃除実施率はピークだった08年末の71・7%から緩やかに減少傾向にあります。24年末は51・1%で過去最低でした。
Q どうして大掃除をしない人が増えたのかな?
A 24年末の大掃除について今年1~2月に調べた調査では、「こまめに掃除をしている」(20・5%)が最も多い理由で、「時間がなかった」(18・8%)、「掃除が苦手・面倒」(15・2%)が続きました。
Q 短い時間で効率よく掃除するにはどうしたらいいの?
A 知的家事プロデューサーの本間朝子さんは、「短時間の掃除でも家全体がすっきりしたと感じられる場所から手をつけるのがポイント」と話しています。
Q どこから掃除を始めるのがいいの?
A 本間さんは「玄関」「フローリング(床)」「トイレ」の3カ所を優先して掃除することを勧めています。来客の目が行きやすく、掃除した満足感も得やすい場所です。
Q それぞれの場所で簡単に掃除するコツはあるの?
A 玄関のドアは内側から先に水拭きすると、ぞうきんを洗わずに外側も拭けます。フローリングはフロアワイパーにウエットシートをつけると、かがまずに水拭きできます。トイレはトイレットペーパーを便器内に敷いて洗剤をしみこませて数分置くと、汚れが落ちやすくなります
Q 他の場所も掃除したい時はどうしたらいいの?
A この3カ所が終わったら、余力があれば台所や窓、浴室に手を広げる「2段構え」で考えるのがおすすめです。例えば、レンジフードのフィルターや換気扇はアルカリ性洗剤を溶かした50~60度のお湯に20分から1時間つけ置きすると汚れが落ちやすくなります。
Q 大掃除の後、きれいな状態を保つコツはある?
A 本間さんは「汚れをためない『予防掃除』を日々すること」と話しています。例えば、料理後にキッチンタオルで棚や家電を拭いたり、排水ネットを交換する時にシンクも一緒に洗ったりします。こうすることで、来年の大掃除が楽になります。
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