大津市の萱野神社で、9月7日の献灯祭に向けてちょうちんの点灯が始まっている。境内には約1700もの紅白のちょうちんが奉納されており、夕闇に包まれる頃になると、境内が真っ赤に染まり始める。別世界を訪れたかのような光景を、参拝者や写真愛好家らが楽しんでいた。点灯は午後5時頃から同10時頃まで。
献灯祭は、無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した祭りで、約30年前に、氏子らがろうそくをともす代わりに、ちょうちんを奉納するようになった。ここ数年は「新たに引っ越してきた人」と「電車から見かけたという人」の奉納も増え、年々数が増えているという。また毎年のように武将姿で写真撮影をする人や、着物姿でコスプレを楽しむ人もいるという。1500年以上の歴史を持つ神社だが、地元の氏神様として親しまれている。
30日には午後6時から、境内で流しそうめんの振る舞いも行われる(雨天中止)。神社では、「写真撮影は、参拝者の少なくなる遅めの時間の方がよいですね」と話している。
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