
いつまでも大好きだよ(写真はイメージです) Karin Kim-Unsplash
<優しかった隣人がつないでくれたとしか思えない縁。家族の一員になって、みんなに愛された猫に、一家はこの夏、さよならを言わなければならなかった>
子供たちはどうしても猫を飼いたいと懇願した。それでも母親がためらっていた時に、突然の悲報。「天国から送られた」子猫と家族のストーリーが、TikTokで涙を誘っている。
【動画】涙が止まらない...猫が飼いたかった子供たち、そこへ訪れた悲報
作家で幼稚園教員のタム・ドイルには4人の娘がいる。2013年当時、3歳から12歳だった子供たちは、猫が欲しいと母親に懇願していた。
ドイルの親友だった隣人も子供たちの味方だった。旅行に出かける時は自分の猫たちの世話を任せてくれ、子供たちに猫の世話ができることを証明してくれた。
それでも当時離婚したばかりだったドイルはためらっていた。「猫は飼ったことがなかったし、家にはもう大型犬がいたので。そんな状態が何カ月も続いた」とドイルは本誌に語った。
その年の6月、この隣人が出産で急死したという悲報が入った。「私自身と娘たちにとっても、彼女の友人や家族にとっても、あまりに大きな衝撃だった」とドイルは振り返る。
「彼女が亡くなった1週間後、妹から電話があって、私の家の前の排水溝に小さな子猫がいると知らされた。あの友人が送ってくれた子猫だと直感した」
ドイルは8月13日、TikTokのアカウント(@tamdoylewrites)に掲載したスライドショーで、このストーリーをシェアした。1枚目は、どうしても猫を飼いたいと訴える12年前の娘たちの写真。母親にダメと言われてもあきらめきれない子供たちに、隣人も加わって、ドイルを説得しようとしたという。
隣人の突然の死から1週間後、ドイルは自宅の目の前の排水溝で、迷子の子猫を発見した。
「彼女が私たちに送ってくれた猫だと直感した。自分にできることは1つしかなかった。私は子猫を抱き上げると、自宅へ連れて帰った」
自宅に入ろうとしたところでふと、隣の家の前に落ちていた1セント硬貨が目に入った。拾い上げたのは、亡くなった祖母が、1セント硬貨を拾うのが大好きだったことを思い出したからだった。
「その7年前、私は祖母をしのんで、1セント硬貨を見つけたら必ず立ち止まって拾うと約束していた。祖母は1セント硬貨を見つけると大喜びして、信号待ちの車から飛び出して拾いに行ったこともあった」とドイルは回想する。
帰宅したドイルが、迷い猫をどうすべきかFacebookで助言を探していたところ、一編の詩が表れた。地面に落ちていた1セント硬貨(Penny)は、亡くなった誰かが自分を見守ってくれている証かもしれないという詩だった。
「子猫はペニーと名付けた。天国から送られた子だったから」。ドイルは動画にそう書き込み、愛らしい黒い子猫がこの家の子になり、大切な家族の一員として、子供たちと一緒に成長していく写真を添えている。
ドイルによると、「ペニーは家族全員に可愛がられたけれど、末娘のスカイラーとペニーの絆は特別だった。ペニーが我が家に来た時、まだスカイラーは3歳だったけれど、いつもペニーを抱きかかえて連れて回っていた」
「猫はこの子を嫌がるだろうと思ったけれど、そんなことはなかった。夜中にスカイラーを起こして一緒に遊ぼうとしたこともある。そのうちに、ペニーは毎晩、スカイラーの頭に寄り添って眠るようになった。ペニーはスカイラーの猫だと、家族全員が納得した」
このストーリーは悲報で終わる。12歳になったペニーは健康状態が悪化して、家族はこの夏、あまりに辛い決断を迫られた。「この子が天国へ戻る時が来た」
最後のスライドの中のペニーは、楽し気に仰向けに寝そべって日向ぼっこしていた。「会いたくてたまらない。可愛くてちっちゃくて幸運なペニー」
ペニーは特別な猫だったとドイルは本誌に語り、「鳴き声は本当に静かで小さなさえずり声のようだった。撫でられるとうれしくて舌が出て、盛大にゴロゴロいっていた」と回想する。
「夕食の時間になるとテーブルに自分の場所を確保して、毎晩私たちに加わった。肉を小さく切ってあげると、前足でちょいちょいしてテーブルから落として食べていた」
ドイルが再婚すると、新しい夫もその子供もペニーを可愛がってくれた。息子は「猫タワーの小さなハンモック」で寝ることをペニーに教えてくれた。
この夏、具合が悪くなったペニーを助けようと、一家はあらゆる手を尽くした。しかし、通院を繰り返す中で衰弱し、病状は悪化していった。「そこに生命の質はなかった。回復の見込みがないことは分かっていた」。そう判断した一家は、獣医師の往診を手配した。ペニーの安らかな最後のために。
「ペニーは娘の腕の中で、私とほかの娘たちに囲まれて、安らかに息を引き取った。みんなに心から愛された、特別な猫だった」
TikTokの動画は200万回以上再生され、50万の「いいね」が集まった。「今ごろ天国でお隣さんが世話してくれているね」というコメントに、別の1人は「ペニーはお隣さんに話さなきゃいけないことがたくさんあるね」と言い添えた。「涙が止まらない」というユーザーもいた。
自分の猫の写真や思い出を共有するユーザーも多かった。みんな、どこかでペニーと出会えたら、という思いは共通していた。「私たちは去年、飼い猫のコルビー・ジャックを亡くしました。虹の橋であの子がペニーに出会えますように」
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