人気アニメ「プリキュア」シリーズやNHK連続テレビ小説「虎に翼」が登場した地理歴史、公民の教科書=東京都千代田区で、木原真希撮影
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 2027年度から主に高校2年生が使用する地理歴史、公民の教科書に、人気アニメ「プリキュア」シリーズや24年のNHK連続テレビ小説「虎に翼」が、女性観の変化やダイバーシティー(多様性)を説明する素材として登場した。

 帝国書院の「日本史探究」ではプリキュアなど女子が主人公となった歴代のテレビアニメを「変化する『戦う女の子』像」のタイトルで紹介。女性が性別にとらわれずに生きることができる社会の変化をアニメを通して浮かび上がらせた。

 1966年に放送開始された「魔法使いサリー」や92年以降に放送された「美少女戦士セーラームーン」は魔法を使って問題を解決したり、敵組織と対峙(たいじ)したりしたのが特徴だったと説明した。

 一方で04年に始まったプリキュアシリーズは「女の子だって暴れたい」をコンセプトに主人公のプリキュアたちが「敵と直接ぶつかって戦う点に新しさがみられた」と指摘した。

 ほかにもプリキュアシリーズでは近年、外国人の父親をもつプリキュアなどさまざまなキャラクターが登場している点を挙げた。

 「倫理」では東京書籍の教科書で多様性の一例として、男性優位社会に「はて?」と切り込んだ日本初の女性弁護士、三淵嘉子さんをモデルにした「虎に翼」を題材として取り上げた。

 ドラマでは主人公の寅子(ともこ)が女性であるという理由で不合理な困難に直面しつつも「道なき道を切り開き、迷える子どもや追い詰められた女性たちを救っていった」と紹介。「どのようなことばや社会の仕組みが、社会的に弱い立場にある人たちの生きづらさにつながっているか」を考察するよう呼びかける内容となった。【木原真希】

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