山口県宇部市

 山口県宇部市の「ときわ動物園」のシロテテナガザル1頭が26日、水堀で仕切られた島から園路に逃げ出した。シロテテナガザルはすぐに自ら島に戻ったが、園は逃げた原因を解明するまで展示を中止する。

 同園によると、逃げたのは体重10キロの30歳の雄「シン」。同日午後2時50分ごろ、近くを通っていた飼育員が園路にいる濡れたシンを見つけた。シンは飼育員に抱きついた後、水堀に入って水面に顔を出しながら、もがくようにして約5分後に島に戻っていったという。

園路に一時逃走したシロテテナガザルのシン=ときわ動物園提供

 園は来園者の入園を中止。抱きつかれた飼育員が手や顔に擦り傷を負ったが、来園者に被害はなかった。

 シロテテナガザルは泳げないとされていることから、園は幅約4メートル、水深最大83センチの水堀で囲った島で飼育してきた。同園は「関係機関と協議している。再発防止対策ができるまでシロテテナガザルの展示は中止する」としている。

 シロテテナガザルは東南アジアに生息し、手足の先端や顔周りが白いのが特徴。同園には計10頭が飼育されている。【綿貫洋】

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