犬と飼い主のビーチ遊びの光景に心を動かされる人が続出(写真はイメージです) Timur Garifov-Unsplash

<足に障害のある犬と飼い主の心温まる瞬間をとらえた動画に、感動と称賛が集まっている>

足に障害のある愛犬と海岸で遊んでいたジェリーさんは、知らぬ間にその様子を誰かに撮影されていた。そして、その動画を見た数百万人に感動を与えている。

【動画】愛犬への恩返し...愛情あふれる飼い主の行動に称賛集まる

カナダのバンクーバー在住のジェリーさんは、10歳のウェルシュ・コーギー・ペンブローク、ペブルズを飼っている。ペブルズは、てんかんの一種である希少な神経疾患「ラフォラ病」と、後ろ足を弱らせ最終的には麻痺に至る「変性性脊髄症」を患っている。

ジェリーさんは本誌に、ペブルズが病気になる前は、夏は毎日ビーチに連れて行っていたと語った。しかし、今はペブルズの後ろ足の調子が悪く、海水が発作の薬に影響するため、注意が必要だという。

だが最近、「しばらくビーチで遊んでいなかった」ため、ペブルズにご褒美をあげることにした。

「ペブルズをビーチに連れて行き、ライフジャケットを着せた。そして、波のずっと向こうに投げた棒を取ってくるというペブルズの一番好きな遊びを再現しようとした」

「ペブルズは波がどれほど大きくても、いつも棒を取ろうと頑張っていたものだが、今では海に入らせるのに、ライフジャケットにリードをつけなければならない」とジェリーさんは言う。

「カートでビーチまで運ぶのは大変だが、そうすることでペブルズは以前を思い出し、楽しい時間を過ごすことができる」

しかし、ジェリーさんと家族が知らないうちに、ビーチで遊ぶ様子が撮影され、TikTokに投稿されていた。そして、その動画は320万回以上再生されている。

動画を投稿したのは、コメディアンのジービン・ギルさん(@jgillcomedy)だ。普段は自分のスタンドアップコメディを投稿しているが、ジェリーさんたちの光景に心を動かされ、動画を撮影して投稿した。「足に障害がある犬とビーチにいるこの男性を見かけた。彼にはありとあらゆる素晴らしいことが起きてほしい」と書かれている。

動画では、ジェリーさんがペブルズに棒を見せてから水の中に投げ入れ、ペブルズを抱きかかえて海の中に入れる。そして、またペブルズを抱き上げて砂浜に戻すと、ペブルズは棒をジェリーさんに渡し、彼は再び棒を投げる。これが繰り返される。

この動画はTikTokのユーザーを感動させ、「いいね」は57万7000件以上集まっている。

「私たちにはまだ希望があると思わせてくれる瞬間だ」

「人間は犬に値しないとよく言われるが、彼は間違いなく値する」

「私たちは世界を変えられるわけではないが、1つの命にとっての世界は変えられることをこの動画は証明している」というコメントもある。

ジェリーさんは、友人からこの動画を受け取り、自分がネットで話題になっていることを知った。

「動画に寄せられたコメントは、とても心温まるものだった」とジェリーさんは言う。「私はただ、多くの喜びを与え続けてくれている愛犬に恩返しをしようとしている」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。