
かつお節の代わりに金箔(きんぱく)を乗せたお好み焼き「万博記念焼 金の黄金豚玉」の販売が1日、大阪・関西万博の会場で始まった。約0・1グラム分の金箔が、焼きたての湯気で上品に踊る。価格は1枚1万円。
来場者に大阪らしさを味わってもらいたいと、お好み焼きチェーン「ゆかり」(本社・大阪市)が企画。大阪城に豊臣秀吉が築いた「金の茶室」に着想を得たという。大阪名物の粉もん・お好み焼きの上に乗せられた金箔は、カツオ節よりもゆったりと上品な動きで「まるで日本舞踊のよう」との声も。注文すると、店頭で鐘を鳴らしてくれる。

近年、金の価格は上昇を続けており、店頭小売価格は1グラムあたり1万8000円程度で推移している。「金の高騰は厳しいですけど、大阪、万博の盛り上げに一役買えたら」と担当者。万博の輝く思い出になるかも。販売は、ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」で7日まで。【水津聡子】
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