ペットの置き去りは後を絶たない（写真はイメージです）　Akira Heenony-Unsplash

＜動物保護施設の敷地内に２匹の犬が置き去りにされた瞬間を、監視カメラが捉えていた＞

米サウスカロライナ州の動物保護施設が、2匹の犬が施設の前に捨てられた瞬間の映像を公開した。

【動画】見るのもつらい...置き去りにされた２匹の犬が見せた戸惑い

グリーンビル動物愛護協会は、監視カメラで捉えた動画をTikTok（@gvlhumane）に投稿した。早朝に車が停車し、2匹の犬を置き去りにする様子が映されている。

同施設は本誌に、「動画の車は、駐車場に30分以上停車していた。犬を放す前から約20分、犬たちが走り回ってからも10分ほどその場にいた」と語った。

「この2匹の過去や、なぜ私たちの敷地に捨てられたのかはわからない。残念ながら、これはペットを手放したい人々の間ではよくある行動だ」

2匹の犬は、後に施設の職員からテイラーとトラビスと名付けられた。特に心が痛むのは、捨てられた時の2匹の反応だ。

監視カメラの映像には、テイラーとトラビスを乗せてきた車が走り去る際、2匹が慌てて追いかけようとする様子が映っている。

2匹は混乱しているように見える。彼らにとって、その瞬間は車を追いかけること以外に何もできなかっただろう。他の車にひかれる危険もあったが、幸いにもそれは避けられた。

「トラビスとテイラーは幸運だった。朝のシフトの職員が出勤し始めていたため、すぐに2匹にリードをつけ、施設内に連れてくることができた」と、同施設は説明した。

元飼い主を追いかけようとする2匹の動画は、多くのユーザーにとって見るのもつらいものだ。

「車を追いかける姿に胸が張り裂けそうになった」とあるユーザーはコメントした。

「どうしてこんなにひどいことができるのだろう」「人間は理由もなく動物にひどいことをする。彼らにも感情があるのに」といった意見もある。

保護されたテイラーとトラビスは、すぐに職員と打ち解けたが、施設での生活に慣れるまでには時間がかかったという。

「最初の数日間は混乱していた。心を閉ざし、なぜ自分たちの生活が急に変わってしまったのか理解できていないようだった」と同施設は言う。「私たちのチームは、彼らのペースに合わせて対応し、ここが安全な場所であること、そして里親が見つかるまで私たちが愛情をもって支えていくことを教えている」

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