愛犬の悲しげな鳴き声を聞くのはつらい(写真はイメージです) Matthew Osborn-Unsplash

<耳が聞こえなくなったシニア犬が、なぜかクンクンと鳴き続けるようになった。飼い主がふと気づいたその理由とは>

老犬が、聴覚を失ってから鳴き続けているのはなぜなのか──。飼い主が気づいたその理由が悲しすぎると人々の涙を誘っている。

【動画】外を見つめながらクンクンと鳴き続け...耳が聞こえない老犬の悲しみ

TikTokユーザーの@aanaamaariaaaaが本誌に語ったところによると、1カ月以上前に愛犬のキーウィが完全に耳が聞こえなくなっていることがわかった。以来、キーウィはクンクンと鳴くことが増えていった。

彼女はある日、耳が聞こえない理由を理解できないキーウィの気持ちを想像した。そして、こんな悲しい考えが頭をよぎった。「もしかして、私たちがもう彼に話しかけてくれないと思って鳴いているのではないか」

彼女がこの切ない問いかけをTikTokに投稿すると、瞬く間に730万回再生され、「いいね」は150万件以上集まった。

「こんなに心が痛むなんて」

「かわいそうな子。もう一度、あなたが名前を呼んでくれるのを聞きたいだけなんだね」

「ハグしてあげて、1時間おきに!」と訴えるユーザーもいる。

動画には、キーウィが玄関先に座り、外を見つめながら鳴いている姿が映っている。

キーウィが音に全く反応しないことに気づいて以来、飼い主家族はコミュニケーションの方法を工夫するようになったという。キーウィを起こすときは優しく体を叩き、ご飯のときや散歩に行くときは、キーウィが必ず自分たちを見ていることを確認するようにしている。

鳴き続けることを除けば、聴力を失ったことによる影響は他に見られないと彼女は言う。

米カリフォルニア州の動物病院「ドレーク・センター」によると、聴覚を失った犬、特に老犬は、そのこと自体に不安を感じることはあまりない。犬は適応能力が高く、むしろ飼い主のほうが新しい生活に慣れるのに時間がかかるかもしれない。

犬が周囲の危険な音を聞き取れなくなるため、飼い主は犬の行動をよく観察する必要がある。ハンドサインや視覚的な合図を使ったトレーニングを始めるといい。また、聴覚を失った犬はちょっとしたことで驚くため、慎重に近づくようにすることも大切だ。

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