渋谷は常にファッション、スイーツ・グルメ、ライフスタイルといった最先端のカルチャー発信基地。そんな若者の街、渋谷からこの度、今までにないスポーツイベントがスタートする。その名も「ボッチャ・マンスリートーナメントin SHIBUYA 2025-2026」
マンスリートーナメントは2025年10月から毎月開催され、性別や年齢、障がいの有無などに関わらずインクルーシブに出場でき、また地域にとらわれることなく全国から応募できるボッチャ大会。
2026年3月には各月の上位チームを集めたグランドチャンピオン決定戦を開催予定。
ボッチャはジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競う競技。東京で開催されたパラリンピックもきっかけとなり、健常者の間でも、その楽しさと手軽さからボッチャプレーヤーが増加。そこで渋谷でさらにボッチャを楽しむことを目的に渋谷区本町コミュニティセンターにて毎月ボッチャ大会が開催されることとなった。
日時
2025年10月26日(日)9:00〜15:00
11月30日(日)9:00〜15:00
12月21日(日)9:00〜15:00
2026年1月24日(土)9:00〜15:00
2月15日(日)9:00〜15:00
3月15日(日)9:00〜15:00
ボッチャ・マンスリートーナメント実行委員会委員長 丸茂太郎(渋谷ボッチャ協会)
ほんの数年前を思い出してください。コロナ禍の前、オリパラ開催に浮かれていたあの頃です。オリパラのレガシーなんて言葉をよく耳にされていたと思います。その頃ボッチャの国民認知度は5%に届きませんでしたが、今や認知度は50%まで大きく伸びました。これはパラスポーツ全般に言えることかと思いますが、ボッチャは特に顕著な伸びがあったとされています。
パラリンピックの競技種目の中でもボッチャが特異なのは、多くのパラ競技はオリンピック種目のルールをベースにしたり、工夫をして行うものが多いのですが、ボッチャはパラ生まれパラ育ちのパラ発祥のスポーツなのです。そして、今や認知度だけではなくプレーヤーの数も急増しております。なぜならば、誰でもが同じルールの上でプレーできるスポーツだからです。
渋谷区で今まで行ってきた大会においても、性別や障がいの有無、程度などに関わらず未就学児から90代の方までなど様々な方々に同じルールのもとで対戦していただいてきております。侮るなかれ、子供が大人に勝つことなんて当たり前、重度の障がいを持っている方が一番強かったりするのです。
誰もが一緒に同じルールでスポーツできる、インクルーシブスポーツ、ユニバーサルスポーツの旗手としてボッチャは大きな広がりを見せているのです。しかし、そんな中でプレーヤーは壁にぶち当たってしまったのです。試合をしたいのに試合をする機会が少ないのです。大会に申し込んでも抽選で落選してしまうことも多く、また主催する側としても申し込んでくださったのに落選通知を出す時は心苦しいのです。
そこで立ち上がったのが今回の大会、無いならば作ればいい。シンプルな発想です。マンスリー大会を開催することによってたくさんの方に試合出場の恍惚感とスポーツをする楽しさを提供できれば幸いです。そしてボッチャの大会の雰囲気は、いつも優しいのです。
手探りで始める大会ではありますが、そんな優しいコミュニティを成長させていければと思っております。違いが当たり前になる社会に向けた一歩として取り組んでまいります。
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